エストニア人の特徴、そしてエストニア人から見た外国人像

タリンに住んで一か月以上がたちました。夫が外国人だった日本での暮らしから、夫婦ともに外国人であるエストニアの暮らしにシフトしたわけですが、今のところ外国人であることで不便なこと、嫌なこともなく、快適に暮らしています。

日本は、東京の一部のエリアをのぞけば、外国人が少ない国だと思いますが、タリンも観光客をのぞけば、ロシア人以外の外国人は比較的少ないようです。

ヨーロッパの他の国から来た人や、アメリカ、オーストラリアから来ている人は、パッと見た感じ、エストニアの地元の人とほぼ区別がつかないので、見分けられていないだけかもしれませんが、(夫も白人で金髪なので地元の人に基本的にエストニア語で話しかけられています)、少なくともヨーロッパの他の国と比較し、アジア系やアフリカ系、アラブ系の外見の人はほとんど見かけません。

そんなタリンで、外国人はどのような存在なのでしょうか。そしてエストニア人は自分たちの特徴をどのように捉えているのでしょうか。

エストニア人が書いた「11種類のタリンで遭遇するかもしれない外国人」という記事を読んだのですが、エストニア人である筆者自体が描写しているエストニア人像との対比が面白かったので、引用して紹介します。

まだ滞在期間が浅いので、私がエストニア人に抱いていた印象が正しいのか定かではなかったのですが、意外と彼ら自身の自己認識と一致していました。

エストニア人が書いた「タリンに移住したオーストラリア人」

オーストラリア人が記事にされるほどタリンに多く住んでいるとは知りませんでした。

海が好きな人が多いオージー、タリンのビーチエリアである「Pirita」あたりにいるんでしょうか・・・。おおらかでマイペースなイメージのある彼らですが、エストニア人から見ても同じようです。

11種類のタリンで遭遇するかもしれない外国人: Domesticated Australian

ヨーロッパに移住し、「(エストニア基準で)普段より暖かい夏」がエストニアの第一印象だったことで、タリンに住むことを決めたオーストラリア人。何年もエストニアに住んでいても、冬の短パンが正しい服装でないことを受け入れていない。ヒゲとタトゥーが特徴。

気楽な性質と、ポジティブな人生観をもつ彼らだが、我々はオーストラリア人をあるがままに受け入れなければいけない。

彼らの(英語の)アクセントは時々理解が難しいけれど、彼らの話すとき最後ははいつも”メイト(mate!)”で終わることを私たちは知っている。同じように、オーストラリア人はエストニア人がそもそもまったく話しはじめないことを学んでいるだろう。彼らはエストニア人が物静かな方だということに慣れているけれど、それでもまだ他の人とのフィジカルコンタクトはOKだということを私たちに教えようとしている。

引用:tallinn traveller 

私はオーストラリアに一時期住んでいましたし、東京に住んでいた時もまわりにオーストラリア人の住人が多かったので、この記事にはすごく納得してしまいました。

オーストラリア人とエストニア人は、どちらも基本的に親切ですが、気質的には正反対な印象があります。

オーストラリア人は明るく陽気な人が多く、街を歩いていてもちょっとしたことで知らない人がけっこう話しかけてきます。レジの人や駅員さん、カフェでオーダーを取りに来た人・・・店が混んでさえいなければかなりの割合で何か話しかけられます。

「どこから来たの?」「今年はいつもより暑いんだよ!」みたいな感じで。駅で知らない女性に「その靴どこで買ったの?」と聞かれたこともありました。

雑談に花を咲かせるのもとても得意で、「先週末どうだった?」「いい天気だね!家族の~は元気?」みたいに、あいさつのたびにお互い気楽な会話をしています。

この記事にあるようなフィジカルコンタクトも多く、肩を軽くたたいたり、ハグする光景はよく目にしました。

 

逆にエストニア人は、とてもとても物静かです。会話をする時は基本的に静かに要件に集中して話す感じ。

表情も常に落ち着いており、アメリカ人やオーストラリア人のように目があったら笑顔を瞬間的に作ることも、日本人のように常に少し微笑んでいるということもありません。

同じマンションに住んでいる人も、お互いに挨拶したり、ハグしている姿はあまりみかけません。そして、道や公共交通で雑談をしている人がとても少ないんですよね。

この人種や国によるコミュニケーションスタイルの違い、色々な国の人に会うたびに違いをとても興味深く感じています。

エストニア人から見た「クルーズツアー観光客」

タリンで一番多い外国人は間違いなく「クルーズツアー観光客」です。旧市街を歩いていると、旗を持ったガイドさんに引率された観光客のグループをよく目にします。

日本人でタリンに来る人も、ヘルシンキとセットで「日帰り旧市街散策」みたいな形での訪問者が多いのではないでしょうか。港から旧市街はすごく近いですしね。

前述の記事はこのクルーズツアー観光客についてもふれていました。

11種類のタリンで遭遇するかもしれない外国人:The Cruise Ship Crusader

クルーズツアーに人は異なる理由で参加する・・・ある者は行き先に興味があるから、ある者はただ単に家族や友人と楽しい時間を過ごしたいから。しかしクルーズ船クルセーダー(十字軍)の目的は一つ。クルーズ船が港にとまったら、最も近くの教会へと突進し、写真を撮りまくる。彼らはどこの国に今自分たちがいるのかもわかっていないかもしれない・・・。そして彼らはシュニッェル(カツっぽいヨーロッパの料理)が30ユーロすると信じたままタリンを後にするのだ。

引用:tallinn traveller 

タリンに短時間しかいられないなら、世界遺産である旧市街を観光するのはあたりまえなんですが、旧市街の飲食店はここにあるように観光客価格なのでかなり割高です。

物価が安いのが魅力のひとつであるタリンですが、旧市街の城壁から外に出なければ、そのことに気づかずタリン滞在を終えるということも十分にあり得る話です。

また、旧市街の中の風景は観光客向けの場所なので、エストニアに来てここだけを見るのは、日本でいえば京都の祇園エリアだけ散策するようなものです。どこを見ても美しいし、その国ならではの雰囲気は十分感じ取れますが、そこだけで「日本」を旅したとはいいがたいです。

もし旅行日数を少し長めにとれる場合は、是非数日タリンに滞在し、旧市街の城壁の外にも出てみると、国としてのエストニアに触れることができて、より旅が思い出深くなるのではないでしょうか。

この元記事には他に9種類の「タリンあるある外国人」が取り上げられています。そちらも面白かったので、時間があれば読んでみて下さい。

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