エストニア夏の味覚、不思議な形の桃「蟠桃」

「蟠桃」という桃を知っていますか?私はエストニアに来て初めて知りました。

最近スーパーマーケットに行くと、普通の桃を小さくして潰したような、平たくて小さな桃が山積みになっているのをよく見かけます。

形は、なんとも表現しづらいのですが、強いて言えば赤血球にそっくりです。

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引用:ONLY FRUIT

名前もわからないので、「平べったい」「桃」でググってみたところ、「蟠桃」という名前だということがわかりました。英語ではサターン・ピーチ、ドーナッツ・ピーチというらしいです。

「土星桃」、「ドーナッツ桃」という、見た目どおりのネーミング・・・。

ヨーロッパの夏の味覚「蟠桃」とは?

蟠桃はエストニアだけでなく、ヨーロッパに広く流通しています。

もともとは中国生まれの果物で、中国の古い物語とかで不老長寿の果物として登場するのは、この蟠桃らしいです。

エストニアでは、春の終わりから夏の終わりまで、市場やスーパーマーケットにずらっと並びます。

アメリカやヨーロッパでは普通にスーパーマーケットで売られており、そんなにお値段も高くありません。エストニアだと、オーガニックのもので1kg、6€くらいでしょうか。オーガニックでなければもっと安いです。

日本だと生産量がとても少なく、幻の果物と呼ばれているようで(どうりで今まで見たことも聞いたこともありませんでした)、かなり良い値段がつけられているようです。

楽天で確認したところ、1kg( 7個)くらいで5000円近く!!高い!!

これ、一個が女性の手のひらくらいしかないのに、700円とかするということですよね・・・。誰が買うんだろう。

気になる味ですが、試しに一個食べてみたところ、普通においしい白桃でした。

フルーツは熟し具合などで当たり外れがあるので単純に比較できませんが、日本で適当に買った白桃よりもジューシーで桃らしい香りも強くておいしいです。デパ地下高級フルーツ的な白桃については食べたことないので比べられませんが・・。

あと、種が小さいので食べる部分が多いです。割ってみると中はこんな感じです。

種が梅干しくらいのサイズしかありません。

蟠桃

ヨーロッパやアメリカでは黄色の桃(黄桃)がよく出回っていますが、黄桃よりこの蟠桃のほうがより甘く、酸味がほとんどないので、「普通の桃(黄桃)よりおいしい!」と人気になってきたようです。

黄桃って、けっこう酸っぱいんですよね。

日本だと、白桃が基本「桃」として売られているので、蟠桃の味にあらためて新鮮さはありませんが、黄桃が基準だったら蟠桃のこの上品な甘さと香りは感動だと思います。

 

ただし、白桃と比較して、この蟠桃にはもう一つ、味以外のメリットがあります。

それは「食べやすさ」。

白桃ってすごく美味しいですけど、むくのがけっこう面倒くさいですよね。手もまな板も桃の果汁だらけになります。

でも蟠桃は、ヘタも指でちょっと押すだけでとれますし、皮に産毛もほとんど生えていないので、皮ごとそのまま食べられます。

デザートにテーブルに置くだけでオッケー、ランチにもそのまま持っていけるし、切った桃みたいに傷まない。

おいしくて、痛みづらくて、食べやすいという優秀なフルーツです。日本でいったら温州ミカン的存在です。

他にも生産者側からいうと育てやすいというメリットもあるそうですよ。

日本で流通しないのはなぜなんでしょうね。

 

ベリーやミントの葉とあわせて、こんな夏らしいフルーツサラダが作れるようです。

今タリンでは、ベリー類もずらっとスーパーに並んでいるので、近々サマーフルーツサラダ、挑戦してみたいと思います。

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引用:savormania.com

以上、エストニア夏の味覚、不思議な形の桃「蟠桃」についてでした!

見たことのない食材が豊富で楽しい外国のスーパーマーケット。いろんな食材にもっと挑戦していきたいと思います!

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