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エストニアは位置、文化、食事等、何をとっても日本ではあまり知られていない存在で、その言語についても同様です。
面積、人口共に小さい国であるエストニアですが、固有の言語、そして公用語である「エストニア語」があります。また、ロシア系の住民が多く住んでいるため、ロシア語を第一言語とする国民も一定数いて、かなり多くの国民がエストニア語とロシア語両方を話すことができます。
そして、実はエストニアは、非英語圏の国としては英語力が非常に高い国として有名です。
エストニア人の母語、エストニア語
エストニア語は言語としては、フィンランド語に近く、ドイツ語の影響も受けている・・らしいのですが、フィンランド語がどんな感じなのか、日本人にはなかなか想像しづらいところがあります。
またエストニアは歴史的にドイツの統治下にあった時期が長いことから、ドイツ語文法の影響もうけているそうです。フィンランド語とドイツ語の影響を受けた言語・・・全く想像がつきません。
パッと見た感じ、supp(スープ)、 kook(ケーキ)のように、英語に近くてなんとなく意味を想像できる単語もあるのですが、おはようございます→Tere hommikust のように基本的には意味が全く推測できないことが多いです。
実際エストニア語を聞くとこんな感じ。このエストニアのYou tuberさん、かわいいですね~。英語も聞き取りやすい。
世界7位のエストニア人の英語力
このように難解なエストニア語。私含め、エストニア語が話せる日本人はそんなに多くはないと思います。夫は、フランス語とスペイン語は話せますが、これらの言語はエストニアではそんなに通じません。ロシア語は話せるエストニア人が多いですが、ロシア語も日本人にとってそこまで馴染みのある言語ではないです。
しかし、これは「気軽に引っ越しても暮らしやすい国」の要件としてすごく重要だと思うのですが、エストニアはエストニア語、ロシア語に加えて、英語を話せる人が非常に多く、生活やビジネスを行うにあたって英語でそれほど支障がないと言われています。
私たち夫婦は英語であれば生活に支障がない程度には話せるので、このことはエストニアへの引っ越しを決めた理由のひとつでもありました。
街の標識も英語が併記されてるみたいですね・・旧市街で観光地だからかな。
英語が良く通じる、と言っても実際に暮らしてみないとどのくらい通じるか想像しづらいですが、なんとエストニア人の英語能力は非英語圏の国の中では世界7位です(参考:Estonian world)。
このランキング、上位国はほとんど北欧の国となっています。ちなみに日本は30位、フランスは37位です。中国のランキングがかなり低い(47位)ですが、中国からの留学生やビジネスパーソンの英語力はかなり高い印象があるので意外ですね。スコアの算出基準となるテストが一般の人が幅広く受けるようなものなんでしょうか・・。
様々なサービスも英語対応していることが多く、例えば、エストニアの不動産サイトを調べて物件探しをしてみると、エストニア語、ロシア語、英語が切り替えられるようになっており、各物件の担当者の箇所にも国旗マークで話せる言語が必ず表示されていることから、英語が話せる担当者が非常に多いことがわかります。
また日本のエストニア大使館にビザについて質問があって連絡を取った時も、担当者のエストニア人の方は非常に流暢な英語でメール対応、電話対応をしてくれました。逆に日本語は通じなかったので、連絡を取る際は注意が必要かもしれません。日本人の職員の方もいらっしゃるのですが、ビザ等の少し詳しい話になると、エストニア人の職員に引き継がれました。
実際にエストニアで生活してみると、宅配の人から、タクシーの運転手さん、病院の看護師、医師、カフェのスタッフ、獣医さん・・・生活で関わる方々の8割くらいは、英語がコミュニケーションに支障ないレベルに通じます。
日本人の方から、実際、エストニアに来たら英語が全然通じなかったという話も時々聞きますが、こちら側(日本人側)の英語の発音のくせをエストニア人の側が理解できていないケースをよく見かけるので、同じ英文でも書いてみたりすると通じるかもしれません。
外国語の発音って難しいですからね・・・日本語にない音がたくさんあるフランス語なんて、私が何か言おうとしても、うちの旦那さんは半分も理解できないようで、ほぼ毎回発音をなおされます。
人口の少ないエストニアですが、高い英語力を武器に国際的に活躍するエストニア人がこれからはたくさん出てくるのかもしれませんね!
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