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物価の安いタリンですが、外食の値段はそこまで安くありません。カジュアルなカフェランチで、メインが8~15€くらいが目安です。
これは、ヨーロッパの中ではかなり安い方ではありますが、ランチの価格破壊が進む東京と比較するとだいたい同じくらいの値段でしょう。
そんなタリンで、10€前後でおなかいっぱいバルト三国らしいものが前菜、ドリンク、デザート含めて満喫できるレストランが、ラトビア料理のレストラン「Lido」です。
バルト三国に展開する「Lido」ってこんなレストラン
「Lido」はラトビア発の首都リガ発のレストラン。現在ラトビアとエストニアに12店舗展開しています。
タリンには3店舗あり、それぞれショッピングモールの中に入っています。
ホームページによると、1987年にリガに一号店がスタートしたということであり、ラトビアがソ連の支配から独立した後に生まれた初期の私企業の1つであったそうです。
IKEAのレストランのようなスタイルで、ビュッフェのように並べられた料理それぞれに値段がついており、自分でトレイに好きな料理や飲み物を載せていって、最後にレジでまとめてお会計をします。
特徴は、とにかく品数が多いこと!公式情報によると、飲み物、食べ物、デザートで180種類あるそうです(閉店間際はこの限りではないです)。
私は目移りしすぎて、選ぶのに相当時間がかかってしまいました。
雰囲気的にはフードコートっぽいので、けしておしゃれなレストランではないのですが、カジュアルにおいしいごはんを食べるのにはもってこいです。
店員さんは、ほとんど女性で、なぜか花輪を頭にのせており、ヨーロッパの村の少女のようなファンタジーな格好をしています。
そもそもラトビア料理とはどんな料理なのか
ラトビアの料理は、長くラトビアを支配していたドイツ、そしてロシアの影響を強く受けています。エストニア料理もそうなんですが、フレンチやイタリアンのように、これという特徴的な料理があまりなく、ドイツ料理、ロシア料理と共通したメニューが多いです。
食材としては、卵、豚肉、じゃがいも、カッテージチーズやヨーグルト、サワークリーム等の乳製品、キャベツや玉ねぎ、ベリー類を多く使っています。辛い味付けや特徴的な香りのスパイスは使用していないので、誰でも食べやすい味の料理が多く、おなかにずっしりくるような食べ応えのあるメニューが多い一方で、野菜もたくさんつかわれています。
「Lido」で食べられる料理の一例
とにかくメニューの数が多く、紹介しきれないのですが、私たちが行った時にはこんなものを頼んでみました。
写真上が「豚の燻製とベイクドポテト」、写真下が「豚肉のチーズ焼き」と「ロシア風スープ」、「ポテトとビーツのサラダ」です。「豚肉のチーズ焼き」は豚肉をたたいて薄く伸ばした上に玉ねぎのソテーとチーズソースをのせてオーブンで焼いてあり、見た目はシンプルながらとてもおいしかったです。
次の写真は「ニンジンのサラダ」、「野菜のミックスグリル」、「ポテトとチーズのグラタン」、「ストロベリータルト」。
野菜がたっぷりとれるメニューです。ベジタリアンメニューもけっこう多いので、お肉・お魚ダメな人にも食べれるものがたくさんありました。
乳製品の使用率は高かったので、ヴィーガンだと、選べるものが少ないかもしれません。
ドリンクと前菜には「ベリーケフィア」、「ミントとクランベリーのデトックスウォーター」、「ほうれん草のクリームスープ」、「バルティックニシンのマリネ」、「カッテージチーズ入りクレープ」、「きゅうりと玉ねぎのサラダ」。
バルティックニシンが肉厚で食べ応えがあります。日本ではイワシのオイル漬けはよく売られていますが、ニシンはあまり見かけませんね。バルト三国ではサンドイッチやサラダ等幅広く使われています。
ヨーグルトに似た発酵ドリンクのケフィアも、バルト三国の名物です。乳酸菌だけでなく酵母も発酵している乳製品で、日本では「ヨーグルトきのこ」として一時期流行ったらしいです。夫も私もエストニアに来て初めて飲んだのですが、お気に入りのドリンクになり、うちの冷蔵庫に常備しています。
サラダバーのところには、こんなきれいなサラダも。テリーヌみたいですが、全部野菜です。
この紫色の野菜「ビーツ」は、バルト三国のサラダによく使われています。この野菜を初めてみたのはニュージーランドでした。日本以外の国ではよく見かけますが、この食品らしからぬ色があまり日本で広まらない理由でしょうか・・・。味は蕪っぽくわりとふつうです。
ドリンク類もかなり種類が豊富。スムージー、アルコール類もあります。
デザートはケーキ類やクレープなど。これも目移りしますね。パフェやマカロンも置いてあります。
メインディッシュはカウンターでオーダー形式になっているので、出てくるまで量がわかりません。なので、気をつけて下さい。知らないで注文すると恐ろしいほどたくさん盛り付けて出されて、びっくりすることになります。
女性2人の場合は、2人でひとつのメインディッシュをシェアするくらいでちょうどいいかもしれません。うちは夫婦で一皿をシェアしています。
海外のレストランあるあるですが、日本のレストランの2~3倍くらいの量が提供される印象です。
Lidoが入っているショッピングモールは、Solaris Keskus、Mustamäe keskus、Ülemiste keskusの3つ。
特にSolaris Keskusは旧市街から5分以内に歩いて行ける距離にあるので、是非立ち寄ってみて下さい。
基本的に無休で朝の10時から夜の10時まで営業をしているので、朝食から夕ご飯までいろんなシーンで使えるカジュアルレストランです。
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