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見たことのない食材が豊富でわくわくする外国のスーパーマーケット。私は旅行に行くときはairbnb等キッチン付きのアコモデーションに滞在することが多いので、地元で買った食材で料理をするのは旅の楽しみの1つです。
エストニアのスーパーマーケットは、ヨーロッパの他の国からの輸入品やロシアの食材に加えて、初めて食べるエストニアならではの食材がたくさんあります。
今日は、タリンに住んで初めて出会った、そんな食べものたちを紹介したいと思います。
1.ケフィア(ケーフィル)
日本だと「ヨーグルトきのこ」の名前で一時話題になったらしい発酵乳製品です。ヨーグルトに非常によく似ていますが、酵母が主に発酵を担っているところが特徴です。血圧やコレステロールを下げるなど、健康に良い食品として知られています。
味:飲むヨーグルトを濃厚にした感じ。酸味が強めです。
食べ方:ハチミツやジャムを入れてよく混ぜて飲みます。スムージーに入れてもおいしいです。エストニアはベリー類が豊富なので、ハチミツとベリーを入れてミキサーにかければ、簡単においしいスムージーが作れます。冷製スープの材料にもなるそうなので、もうちょっと暑くなったらケフィアを使ったスープを作ってみたいと思います。
2.カマ
エストニアの国民食(フィンランドでも食されているらしいですが)の、穀物ブレンドを粉状にした食べ物です。炒ったオーツ麦やライムギ等が含まれ、食物繊維が豊富で健康に良く、朝ご飯によく食べられるそうです。見た目はきな粉によく似ています。
味:見た目通りきな粉の味です。こんな遠く離れた国に、日本の食品とこんなに似た食材があるなんて・・・。
食べ方:飲み物と混ぜるか、デザートに用いられることが多いです。ホイップクリームやカッテージチーズと混ぜて、上にフルーツをのせた「カマムース」、ケーキに混ぜ込んで焼いた「カマケーキ」等があります。カマが入っているチョコレート「カマチョコレート」なるものも売られています。
タリンでは餅が売っていないので試していませんが、こんなにきな粉に似ているなら、おもちにかけてもおいしいんじゃないでしょうか。正月に実家に帰る際にお土産にしようと思います。
3.コフピーム
フレッシュチーズ(ほとんど熟成させないチーズ)の一種です。そのままでも売られていますし、フルーツの味をつけたもの、チョコでコーティングしたもの等もあります。味が淡泊なので、何の料理にでも使えます。
味:リコッタチ―ズやカッテージチーズとよく似ていますが、もっと水分が多く、よりさっぱりした味です。
食べ方:サラダに入れたり、ケーキの材料として使ったりします。コフピームを使ったチーズケーキをよく見かけますが、触感が軽くて、ずっしり系のベイクドチーズケーキとは違ったおいしさがあります。
以前ショコラティエ「アンネリ・ヴィーク」で食べておいしかったこのチーズケーキも「コフピーム」を使っているようです。
うちでは、ハチミツと混ぜてクレープにいれたりしています。
4.ハプコール
こちらも発酵した乳製品。クリーム状のケフィアといった感じです。袋に詰められて売られています。エストニアは牛乳も袋入りバージョンがあって、最初はこの形態だと使いにくいのではないかと思っていたのですが、エストニアでは牛乳は飲むだけでなく、煮込み料理等にがっつり大量に使うことが多いので、この形態もありなのかと最近気づきました。
味:酸味の少ないサワークリームです。正確には発行させている菌や温度が違うらしいのですが、味はそんなに違いません。
食べ方:野菜と混ぜてサラダにしたり、スモークサーモンやオイル漬けニシンの付け合せとして添えられていたり、色々なレシピに活用されています。ひき肉の入ったパンケーキの上にかかって出てきたこともありました。
クセがないので、わりとどんな料理にもあいます。今度パスタソースにも使ってみようと思っています。
5.オイル漬けニシン
オイルに漬けこんだニシンです。エストニア固有の食材というわけでなく、ポーランドやドイツ、フィンランド等の北欧の国々でもポピュラーな食材ですが、エストニアは海に近いので、特に多用される食材だということです。
味:塩気がけっこう強いので、ワインのつまみにぴったり。いろいろなスパイスで味つけしたバージョンも売られています。スモークサーモンよりシーフード感が強く、触感が固めです。
食べ方:黒パンのオープンサンドにゆで卵と一緒にのせる食べ方が有名です。前菜として、ハプコール(サワークリーム)を添えて、そのまま出されることもあります。うちでは、サラダに入れて、シーフードサラダにすることも多いです。
引用:エストニア観光局
6.ライ麦黒パン
味:すこし酸味があり、ずっしりくる固さがあります。
食べ方:サンドイッチにしたり、オープンサンドにしたり、料理に添えたり、普通のパンと同じように食べます。小さく切った黒パンをフライして、ハプコール(サワークリーム)を添えたおつまみもあります。
今回紹介したエストニアならではの食材はどれもスーパーマーケットで2~3€で手に入ります。キッチンのついた宿に滞在する機会があったら、是非購入して料理をしてみて下さい。
わたしもいろいろなレシピに挑戦していきたいと思います!
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