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10月に入ってめっきり涼しく(寒く?)なってきたタリン。木々の葉も色づきはじめ、秋の訪れを強く感じるようになりました。
エストニアの四季と秋の気候
エストニアは夏がそれほど暑くならないという特徴はあるものの四季がしっかりあり、風景やスーパーマーケットに並ぶ食材の変化に四季の移り変わりを感じることができます。
春は桜はないものの様々な花があちこちに咲き、夏は木々の緑が濃くなって、深夜まで太陽が輝く中、バルト海のビーチで地元の人が日光浴を楽しんでいます。秋は葉が黄色く色づいて、落ち葉が散りはじめます。そして冬は長い夜と雪で街が閉ざされますが、旧市街ではクリスマスマーケットが開催され、夏とは別の魅力を感じることができる季節でもあります。
タリンでもほぼ日本と同じで9月~11月が秋にあたりますが、気温は8℃~14℃くらいと、気温だけ見ると東京の秋より少し涼しいはずですが、湿度の関係なのかそれほど寒さを感じません(湿度が高いほど体感温度は暖かくなるようです)。トレンチコートで十分な感じですね。
室内もすでにセントラルヒーティングが稼働しており、家全体の気温が夏とほぼかわらない(20℃くらい)ため、室内の服装は相変わらずの半袖です。
湿度が高くて知られている日本ですが、冬の湿度は比較的低く35~50%前後のようです。一方タリンは携帯アプリによると65~95%。意外なことにタリンの方が冬場は湿度が高いんですね。どうりで気温のわりになんだか寒さを感じないわけです。
また、日本には「秋晴れ」という言葉がありますが、10月に入ってからはタリンも晴天の日が続いており、天候が不安定だった夏と比べて気持ちの良い日が多いです。
エストニア秋のアクティビティ キノコ・ベリー狩りと栗拾い
このように良い天気が続いているので、せっせと散歩をしている私たちですが、今日はタリン市民憩いの場であるカドリオルグ公園に立ち寄ってみました。
だんだん木が色づいてきてますね~。空も高くて気持ちがいいです。
てくてく歩いていると、なんだか多くの人がせっせと何かを拾っている光景を見かけました。そして袋に大量に何かを詰め込んでいます・・・。
「あれ、何してるのかな??」と夫に聞いたところ、「Châtaigne じゃない??」との答え。
??Châtaigne??
聞きなれない言葉ですがフランス語で「栗」のことで、夫の母国フランスでも秋になると、この栗拾いはよく見かける光景だそうです。
これまで住んでいた東京だと実のなるような木がほとんど生えていなかったので、私にはこの栗拾いは馴染のない光景でしたが、そういえば近所のお寺では銀杏を拾っている人たまにいたかも?実りの秋というだけあって、秋はそんなアクティビティもできる季節なんですね~。
公園内にはキノコも普通に生えてました。これ、旧市街の道端でおばあちゃんたちが売ってるやつだ。
夫は出身地のブルゴーニュの村が退屈でたまらなかったらしく、都会が大好きな人なので、「栗なんか買えばいいじゃない、拾ったのは皮をむいたり、処理が大変なんだよ。僕の子供時代は栗拾いは「遊び」というより「義務」だったから今さらしたくないなぁ」とドライな反応でしたが、私は栗拾いやキノコ狩りをしている子供たちをお散歩中に見れたのは、季節を感じられてとてもいいな~と思いました。
なんだか夫は栗を見てすごく嫌そうな顔をしていましたが、彼の村には栗拾いノルマでもあったんでしょうか・・・。
夏~秋はベリーの時期でもあるそうなのですが、今月はタリン近郊のラヘマー国立公園に遊びに行く予定があって、そこではクラウドベリーが摘めるそうなので(エストニアではなぜか国立公園で自由にキノコやベリーを収穫していいことになっているようです。あいかわらずエストニア、自由・・・。)ちょっと楽しみにしています。
10月初旬のカドリオルグ公園は、だんだんと落ち葉も積りはじめていて、秋の訪れを感じることのできた一日でした。
長~い冬に備えての栗やベリーの収穫、保存食づくりは北欧の秋の風物詩らしいです。この時期に旅行される方は是非体験してみて下さいね!