こんにちは!ブログを訪問してくれてありがとうございます。 初めましての方はこちらもどうぞ→ このブログについて
エストニアの首都タリンでは、一年を通じて「~ウィーク」というイベントをやっていて、誰でも様々なテーマのイベントに参加することができます。私たちも、今年5月にはICTとスタートアップに関連するカンファレンスやイベントが行われる「ICTウィーク」に参加してみました(ICTウィークについてはこちら)。
そして冬が本格的に始まった今月の初め、タリンでは「タリンレストランウィーク」という食のイベントが開催されました。私は特にグルメでもないのですが、食べることは大好きなので、夫を誘って参加してみることに。
タリンレストランウィークとは
この「タリンレストランウィーク」は、参加しているレストラン数十軒で、そのお店のメニューのいくつかを組み合わせたお得な限定コースがこの期間だけ楽しめるイベントです。
あらかじめ、ランチで10~15€、ディナーで15~30€位の価格帯のチケットをオンラインで購入するのですが(最低二人から)、普通に単品で頼むとその1.5倍~2倍くらいの値段がする料理が食べれるので、試してみたかったレストランに行く良い機会でした。
直前に予約しようとしたので、一度行ってみたいなぁと思っていた旧市街の有名ホテル「ホテルテレグラフ」のレストラン「Tchaikovsky(チャイコフスキー)」のチケットはすでに売り切れ。
「ホテルテレグラフ」は19世紀の電報局を改装したホテルで、素敵なんですよね~。よく日本人のツアー旅行者の人々が入っていくのを見るので、日本発のツアーがきっとあるんでしょうね。
他のレストランもどこも美味しそうで、どこに行くか決めるまでさんざん迷いましたが・・・今年はたくさんあるレストランの中から、「Restaurant Cru」、「Restaurant Konrad」、「Restaurant Yui」の3軒に行ってみました!
私はディナーのコースは多すぎて食べきれないことが多いので、ランチコースの予約です。
Restaurant Cru レストラン クリュ
「レストラン クリュ」は旧市街のヴィル門を入ってラエコヤ広場に方に抜ける通りにあるレストラン(たぶんフレンチ?)です。15世紀の建物を改装した店内は落ち着いていておしゃれな雰囲気。夏はテラス席もありますが、私たちが行った日は吹雪だったので、もちろん店内に案内されました。
ここのシェフはエストニア代表として、フランスのリヨンのコンテストに出たこともあるらしいです。料理コンテストについてはよくわかりませんが、リヨンは美食の街として有名なので、なんだか期待できそう!
さて、レストランウィークの特別ランチコース15€は、「イカと海老のスチーム レモンリゾット添え」と「クリスピーチョコレートクリームとコニャックのスフィア」でした。通常はそれぞれ17€、7€のメニューなので、けっこうお得感がありますね。こんな感じのレストラン、東京で行ったら立地にもよりますけどランチで3500円くらいはしそうです。
メインの「イカと海老のスチーム レモンリゾット添え」は、柔らかく蒸したシーフードに濃厚なリゾットが添えてあります。リゾットはクリームっぽい濃厚な味なのですが、レモンの香りで重くなくておいしかったです。
デザートの「クリスピーチョコレートクリームとコニャックのスフィア」は、スフィアってなんだろと思っていたのですが「球体」のことなので、この盛り付けの形のことなんですかね・・・。エストニアはカフェの素朴なケーキも十分おいしいのですが、レストランの凝ったデザートもたまにはいいですね~。
名前の通り、コニャックの香りのする濃厚なチョコムースの中に、何かわからないのですがサクサクする食感のもの(キャラメル?)、上にはサクサクのメレンゲが乗っていて、とってもクリスピーでした。
そして、エストニアのレストランでは、必ず出される黒パン。ここではフレンチバゲットも一緒に出てきました。バゲットはエストニアではなかなか見かけないんですが、ここのレストランのバゲットは美味しかったですね。
夫はフランス人だけに、日本人が炊き立ての米にこだわる並みに、バゲットが焼かれてからどれだけ時間がたってるか気にするのですが、ここのパンはモリモリ食べていました。
Restaurant konrad レストラン コンラッド
「レストラン コンラッド」は、旧市街横のフリーダムスクエア前にあるホテルパレス内のレストランです。ホテルのレストランらしいシックな内装で、サービスもとても良かったです。
エストニアのサービスは、カフェやショップ等の場合無愛想な店員さんがけっこう多いのですが、レストランやホテルではしっかりしてますね。う~ん、パリとは大違いです。
ここは、モダンエストニアン料理のレストランということですが、エストニアの食材を使ってフレンチやイタリアンのメニューをアレンジしたような感じでした。
ランチコース15€はフレンチオニオンスープと秋のキノコのリゾット。タリンレストランウィークの特別コースなので、通常時のアラカルトメニューの半額くらいの値段になっています。
もともとオニオンスープが食べたくて、ここを予約したのですが、ちょっと予想外の盛り付けで出てきました。牛の椎骨がスープの上にあしらわれてる・・・。最初クルトン的なものを骨みたいな形にしてるのかと思ったらほんとに骨でした。味もマスタードがかなりきいていて、なかなか個性的。
秋のキノコのリゾットは、ちょうどこの時旬だったエストニアのキノコがたくさん使われたチーズリゾットです。キノコとパルメジャーノの香りが豊か。お米の固さがちょうど良くておいしい~。
そして、コースには入っていなかったのですが、せっかくなのでデザートも頼んでみました。メニューの「ブルーベリー~異なった温度と食感~」ていうデザートが気になったんです。どんなデザートが出てくるんだろうとワクワクしていたところ・・・・。
こんなのが出てきました。常温のブルーベリームースの上に、ブルーベリージェラートと生のブルーベリー、ブルーベリーシュガーが飾られてます。たしかに「異なる温度と食感」ですね。ブルーベリーづくし。
Japanese Restaurant Yui ジャパニーズレストラン結
「ジャパニーズレストラン 結」はこの秋オープンした日本食レストランです。中心地からちょっと離れていて、タリン大学の近くにあります。といっても、徒歩で行ける程度の距離です。バスだと二駅くらい?
銀座とか有楽町の和風ダイニングバーっぽい内装で、すごく落ち着きました。東京が少し懐かしいような・・・。スタッフの方も日本人が多くて、日本のレストラン・カフェの優しい笑顔のサービスが大好きだった夫はとても喜んでいました。
タリンレストランウィークのランチコースは10€で、博多味噌スープと炙り押しずし盛り合わせ(海老・サーモン・うなぎ)。
博多味噌スープは、サーモンがたくさん入っています。エストニアやフィンランドでは、冬になるとあたたかいサーモンスープが人気なのですが、このサーモンごろごろ感はそれの味噌スープバージョンのような感じ。
押し寿司はタレでしっかり味がついています。タリンの他のお寿司レストランより、お寿司一つ一つのボリューム感がしっかりしていてとってもおいしかったです。
ティーセレモニー風に少し甘みをつけたグリーンティーを提供してくれるサービスもありました。食後のあたたかいグリーンティーは嬉しいですね!
なお、タリンレストランウィークが終わってから、夫の友達がニースからタリンに遊びに来たので、一緒にYUIに再訪したのですが、彼もとても気に入ってくれました。
ちょっとアングルが変なのですが、その時オーダーしたロール寿司 ↓ 。最近、夫の両親や友人とお寿司を食べに行って気づいたのですが、ロール寿司や押し寿司ってお箸の使えない人でも食べやすい形なんですね。海外でロール寿司が流行るのも納得です。
ここはタリンでは珍しく「にぎり寿司」もメニューにあるので注文してみたのですが、お友達はフォークで食べようとしてぽろぽろ落として醤油まみれにしてました・・・。にぎり寿司はお米の部分がふわっとしてるのでお箸でないと食べづらいんですね。
こんな感じで、お得でおいしかったタリンレストランウィーク。来年も是非参加したいです。
タリンの~~ウィークは他にもファッションウィーク、フラワーウィーク、ICTウィーク等いろいろあって、旧市街+αのタリンを楽しむにはもってこいなので、興味があるイベントの時期に被せてのタリン観光、おすすめします!
1件のコメント