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初めて体験するエストニアの冬も3カ月ほどになってきました。
思ったより寒くなくて(今年たまたまかもしれませんが)、快適に暮らしていますが、やはり気になるのは日光不足。日の出から日没まで6時間前後しかない上に、曇りか雪の日がほとんどなので、太陽を目にすることはあまりありません。
太陽をみないと気が滅入って・・・というだけでなく、ここまで陽が射さないエストニアで気になるのがビタミンD不足です。
健診でお医者さんと話した時に「ビタミンDのサプリは取った方がいいわよ~。」と言われてたんですよね。日本では特にサプリをとる習慣はなかったのですが、これを機会に北欧圏の国ではわりと一般的に子供から大人まで摂取しているというビタミンDサプリを、私たちも取り始めてみました。
エストニアなど北欧の国とビタミンD
ビタミンっていろいろあってよくわかりませんが、このビタミンDは食品からだと魚やキノコなど摂取頻度がそこまで高くないものからしか基本的には摂取できず、日光曝露によって生成されるというちょっとめずらしいビタミンです。
ということは、太陽をなかなか見ることができない北欧の冬では確実に不足しそうなビタミンなんですね。
だいたい毎日こんな暗さのエストニアの冬・・・。たまーに、ごくたまーに晴れている日もありますが・・・。
もっとも日光がたくさん射す地域でも、特に欧米人の場合皮膚ガンリスクやお肌ダメージを考慮するとそんなに日光にもあたっていられないので、サプリや強化食品からの摂取が推奨されているそうです。
このビタミンDが足りないとどうなるかというと、はっきりしているのは骨がもろくなります。他にも、免疫機能が落ちる、うつ病を発症する、がんのリスクが上がるといわれています(このあたりは確定づけるにはデータがまだ不足しているようです)。
日本に住んでいる限り、魚やキノコは食卓によく上がりますし、エストニアやフィンランドといった北欧エリアのように冬とにかく暗いということもないので、健康に害を及ぼすレベルにビタミンDが不足することはなさそうですが、エストニアやフィンランドでは子供を含め、積極的にビタミンDの摂取を推奨して疾病予防をすすめているみたいです。
エストニアで購入したビタミンDのサプリメント
そんなわけで、薬局に行ってビタミンDのサプリメントを買ってみました。
すごくたくさんの種類があります・・・。ビタミンDサプリだけでお店の一画をうめている・・・。お医者さんには錠剤じゃなくて液体の方がいいと言われたので、カプセルの中に液体が入っているものにしようかなと思ってたんですが、スプレータイプをみつけたので、それにしてみました。
お水がなくてもよくて、吸収も早いという。最近のサプリはスプレーなんかになってるんですねー。知らなかった。
これはイギリスのメーカーのものなので、説明書も英語でわかりやすいです。100回分(一日一回使用)で20~30ユーロくらいだったような。ちょっと甘いペパーミントみたいな味がします。イギリスも日が射さなくて有名ですもんね~。
3000って書いてありますが、これは一日に摂取できる量(単位:IU)で、私の年齢の女性のビタミンD推奨量が699なので思いっきりこえてますね。もっと少ないタイプもあったので、そっちにすればよかったかも。
鮭やカジキを食べて摂取できるのが、400~550なので食品からの摂取だと、この推奨値に達するのはけっこう難しそう。
なお、ビタミンDはサプリ等で取りすぎた場合身体の中にとどまる性質があるので、それはそれでよくないそうです。心臓病や癌などのリスクを逆に上げちゃうみたいですね・・・。なかなか難しい。
ただ何をもって「取りすぎ」とするかはまだ統一した見解がないようです。現在厚労省がホームページで公開している許容上限摂取量は大人の女性の場合4000(IU)。これも以前のもっと少なかった基準値から引き上げられており、今後まだ上がるかもしれないそうです。
アルツハイマーや糖尿病も予防するかも?と言われているビタミンDなので、データがもっと集まればより積極的な摂取が推奨されるのかもしれません。
厚労省の発表している情報はこちら(諸外国のエビデンスのまとめ)
ビタミンDは、日本の場合、それなりに外に出てる人ならサプリの必要はないのかもしれません(日焼け止めがどう影響するのかわからないそうですが・・・)。
でも、フィンランド・エストニア・イギリス等に冬長期滞在する人、日本でも魚をほとんど食べない上に陽にあたらない人はビタミンDのサプリの摂取、悪くないかもですね!
以上、春が待ち遠しいけど雪をもっと見たい気もする2月前のエストニアからでした。