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年末~年始にかけて引っ越しをしました。
二件目の家選びは相当迷いましたが(長く住みたいので)、最終的にエストニアならではの家に住みたい!と思い、「タリンハウス」に引っ越すことに決めました。
エストニアの首都タリンの木造建築タリンハウスとは
タリンハウスとは、築100年くらいのタリン各地に今も残されている木造住宅です。
これは我が家ではなくカラマヤ地区にある家ですが、タリンハウスはだいたいこんな感じの外観です。典型的なタリンハウスは入り口のところに石階段があるので、この家はその部分だけちょっと違いますね。
エストニア観光情報局によるタリンハウスの説明はこんな感じ。
1920~30年代に建てられた「タリンハウス」と呼ばれているタイプの家です。この建物の中央には石の階段が設けられ、その左右が対称に造られています。こうしたタリンハウスは、タリン市内に500棟ほど残っています
引用:DTACエストニア観光情報局
私の家はこの地区ではないのですが、特にタリンハウスが多くみられるのは旧市街の西~北側のカラマヤ地区。この地区のタリンハウスはホテルやカフェ等になっていることも多いです。
タリンの家はコンクリだったり、木造だったり、レンガ造りだったり、ログハウスだったりとバラエティ豊かなのですが、ローカルはなぜか木造やログハウスが好きな人が多いみたいですね。
日本だと、木造って気密性が低くて寒そうとか、耐震性低そう、隣の音がうるさそうみたいなイメージがあるんですが、エストニアで木造が人気なのってなんでなんでしょうね・・・木材の雰囲気が好きなのかな。
タリンハウスの住み心地
東京に住んでいた時は新築・築浅を追い求めていましたが、あえてエストニアで選んだ築百年のタリンハウス。実際住んでみた感想はこんな感じです。
1: 設備は意外と近代的
共用部の階段・手すりすら木材でできているタリンハウス・・・。家の内部の設備はどんなもんだろと若干心配していたのですが。
意外にも?部屋の設備は近代的です。
エストニアでは当然なのですが、セントラルヒーティングなので木造ながら家全体がしっかり暖かいですし、バスルームには床暖房もついています。
やたら古めかしい木の正面玄関も、どうやってるのかわからないのですがオートロックでインターホンがついています。
2: ヨーロッパの古い住宅にありがちな欠点はやっぱりある
設備が意外と新しいとはいってもやはり築百年。ヨーロッパの古い住宅にありがちな欠点がいくつかありますね。
まずエレベーターがありません。タリンハウスは2~3階建てなので、普通に暮らす分には問題ないのですが、スーツケースやベビーカーを運ぶ際にはネックとなると思います。
あとは、鍵を開けるのにコツがいります。これ日本に住んでいる時にヨーロッパ在住者に聞いて意味がわからなかったんですが、玄関の鍵を何気なく差し込んでもまったく開錠できません。鍵を差し込む強さとかひねるタイミングにコツがいるんですね。なので初日は苦労しました・・・。慣れればなんてことないのですが。
そして住んでから気づいたのがインターネットの遅さ。前の家(コンクリ)は日本の光回線に比較的近い速度だったのですが、この家は一番速いプランにしてもらってもかなり遅いです。ADSL程度ですかね・・・。
もっとも、映画や音楽など動画の視聴などには一切問題なく、写真のアップロードも気になるほど時間はかからず、ウェブ会議も3人程度なら動画込みで止まることなくできたので、特に生活・仕事に支障は感じていません。仕事や趣味で動画等を頻繁にアップロードする人、オンラインゲームをやる人にとってはその限りでないかもですね。
3.共有部のリノベは適当
エストニアの古い家って室内と比較して共有部が古めかしいことが多いのですが、この家もそうです。私の部屋がある階はペンキが塗りなおしてあって綺麗になってますが、他の階は壁をなおしかけてるのか配線がみえてたりとわりと適当です。
お隣のタリンハウスは大規模な共有部の改装をさいきんやっているので、そのうちこちらの家の共有部もちゃんとなおすんでしょうか・・・。未知数です・・・。
こうして2017年タリン二軒目の賃貸ライフは、タリンならではの家でスタートしました。
新しいオーナーさんはお隣に住んでいるので、何かと便利です。お仕事でほとんど海外にいてあまりいないようではありますが、顔を合わせた時はいろいろと親切に教えてくれます。
そしてエストニアにはけっこう多いのですがペット可物件でもあるこのおうち。エストニアに長く住むことを決めた今、犬を迎えることを検討中です!
以上、タリンの木造住宅についてでした。今度の家はとても気に入ったので、長く大事に住んでいきたいと思います。