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日本人(私)とフランス人(夫)で国際結婚して、第三国(エストニア)に住んでいる私たちですが、日常会話は基本的に英語です。
日本人もフランス人も国際的には英語ができない人が多いことで有名ですが、最近娘ちゃんと夫の会話がわからないとやだな~と思ったので、フランス語をぼちぼち勉強していて、気づきました。
フランス語、英語とすごい似ている・・・。文法や発音はフランス語のが難しいのですが、日本語と英語の違いっぷりと比べたら、英語とフランス語なんて兄弟みたいなものです。
こんな似ているのに、フランス人、あんなに英語できない人いるなんてなぜ?そんなに外国語勉強するのイヤなのか?と一瞬思いました。
が、似てるからこそ難しいところもある。
ほぼ、あるいはまったく同じ単語なのに英語とフランス語で意味がけっこう違う単語があるんですね~。False friendなどと言われるらしいのですが。
そして、英語とフランス語は、文の構造が比較的似ているからこそ(あくまで日本語よりは、ですが)、英語を話すフランス人の多くは頭の中でフランス語に英語を乗せるような感じで英語を話しているところがあり、たまにフランス語の単語を、そのまま似た英単語に変換して話した結果、コミュニケーションがスムーズにいかないことも。
最近、気づいたところだと、
①プロフェッサー(英:professor 仏:professeur)
英語だと、「教授」って意味ですよね。通常は大学の先生、教師であり研究者でもある人を指します。でもフランス語だと単に「先生」、「教師」という意味の単語なんですね~。
じゃあ、大学の教授はフランス語でなんというのか?というと、「professeur d’université」、”大学の” プロフェッサーという風に限定しないと伝わらないようです。
娘ちゃんの保育園の話をしていて、夫が「あの保育園のプロフェッサーはさ~・・・」「んん?なに保育園の教授って???」みたいになりました。保育士さんのことだったのですが。
②インバイト(英:invite 仏:inviter)
どちらも「招待する」という意味なのですが、フランス語ではこれをよく「おごるよ」という文脈で使います。英語にはその意味はない・・・はず。
おごるよ!と言われて嬉しいはずなのに、「I will invite you!」と言われると、「んん?何のアポイントメント?何に招待されんの?パーティー?」みたくなります。
これは夫の友達含め、わりと多くのフランス人が英語話すときも使ってますね。
③クレヨン(英:crayon 仏:crayon)
スペルまで一緒の「クレヨン」。英語のクレヨンは日本語のクレヨンと一緒で、色が塗れるロウを固めた画材のことなんですが、フランス語ではただの「鉛筆」です。
赤ちゃんの誤飲注意しなきゃだよね~みたいな話していて、クレヨンとか小麦粉で作ってあるの売ってるらしいよ、って言ったら、夫が「???」みたくなって、たぶん彼は小麦粉で作った鉛筆を想像しようとしてたんだと思う・・・。
④オキュパイ(英:occupy 仏:occupé)
使用中、占領されている、など英仏共通する意味もあるのですが、フランス語で「occupé」がよく使われるのは主に「忙しい」という意味。英語でも「~で手一杯」、「自分自身を忙しくさせる=専念する」という意味で使われることはあるのですが、フランス語では、普通に「今、~は忙しい。」、英語でいうbusyという意味で使うようです。
日本語も英語本来の意味とは変わってしまっている単語ってわりとあるとは思うのですが(バイキングとか)、フランス語と英語の場合、ほぼスペルや音が同じで、意味が微妙に違う単語があるので、より間違いやすいのかなぁと思いました。かなり流暢に英語を話すフランス人でもまぎらわしいみたい。
ヨーロッパの人、何か国語も話せて羨ましい!言語が似ているっていいな~と思ってましたが、似ているからこそ、の難しさもあるんですね。
人を羨ましがってないで、これからも結婚してもう数年になるのに、一向に上達しないフランス語、こつこつ頑張ろうと思います。エストニア語もそのうちに・・・!