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日仏国際結婚ながら、日々の食事は日本寄りでもフランス寄りでもない我が家ですが(キヌアとかどっちともいえないようなものも多いし、ペリメニとかエストニアで手に入りやすいものも多用)、一回しか訪れたことない夫の故郷ブルゴーニュに思いをはせ、最近ブルゴーニュ料理やお菓子に挑戦しています。
先月、クリスマス前後には、ブルゴーニュ名物だというクリスマスのお菓子、パン・デピスを作ってみました。
フランス語だと「Pain d’épices」。エピス(Épice)はスパイスという意味なので、スパイスパンという名を持つお菓子です。
パンという名前ながらもハチミツとドライフルーツがたっぷり使われているので、かなりスイーツよりな感じ。
フランス各地で作られてはいるそうなのですが、アルザスのはクッキー風、ディジョンのはパウンドケーキ風とご当地色があるみたいで、特にディジョンのが有名らしいですね。あのマスタードで有名なディジョンです。
日本でも知られるようになったのは、ドラマにもなった漫画「失恋ショコラティエ」で主人公のショコラティエがクリスマス用の限定商品として案を練っているシーンがあったからとか?
レシピはこちらのを参考に、ライ麦粉をRye kama(エストニアの謎の穀物粉カマのライ麦メインバージョン)に、オレンジピールが売ってなかったのでドライイチジクとドライアプリコットで作ってみました。
スパイスはフランスだとキャトル(4つの)エピス(スパイス)というペッパー、ナツメグ、ジンジャー、クローブをミックスしたのが売っているらしいのですが、エストニアではこのスーパーで買ったクリスマス用スパイスミックスで代用しました。だいたい同じようなのが入っているはず…。
メインの材料、ハチミツはエストニアの名産品。エストニア人て、お茶にも砂糖じゃなくてハチミツを入れるくらい、生活に密着しています。タリンのカフェにもよくハニーケーキがおいてあるし。
スーパーでも大きな瓶にたっぷり入ったのが安く手に入ります。
材料を全部混ぜてパウンドケーキ型に入れて、はい、焼き上がり! ↓
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完成したケーキはハチミツがたっぷり入っているからか、ずっしり、しっとりとした焼き上がり。ちょっと置いた方が味がなじんで美味しいそうです。
混ぜて焼くだけなので簡単でした!夫も気に入ったらしく、数日後に自分でも焼いていました。
混ぜすぎるとグルテンの影響で膨らまなくなるので、そこだけ注意が必要がもしれません。夫はお菓子作りあんまりしないので、最初グルングルン混ぜて、変な食感になってました。
これまで知らなかったけど、なかなかおいしかったパン・デピス。日本だとあまり売っているお店がないようなのですが、神宮前のBricoler ブリコレというカヌレとパン・デピス等フランスの焼き菓子だけを扱っているらしい?ショップがあるそうです。機会があったら是非!あと、ピエールエルメにもあるとか?
固くなっても、軽くトースターで焼いて、マスカルポーネとかクロステッドクリームとか乗せたらおいしそう。バニラアイスでもいいかも・・・。
いろんな楽しみ方ができそうです。